船川底曳会(秋田県男鹿市)

● 活動項目

海の監視ネットワーク強化

● 組織の構成

漁業者(底曳網漁船)、秋田県漁業協同組合中央支所、男鹿市(13名)

● 地域の現状・課題

  • 秋田県の海岸線の総延長は264.2㎞であり、これに沿って6市2町が存在する。海岸線は男鹿半島と県北部及び県南部の一部が岩礁海岸(27%)で大部分の海岸は平坦な砂浜海岸(73%)を成している。
  • 令和3年度組合員数は合計1,173名で地域別では県北部205名、県中央部701名、県南部267名となっている。

● 活動の内容

  • 近年の木造船の漂着や第三国による漁場の占拠などを背景に、漁業者が監視、発見をすることにより早急な対応又は対処を目的に令和元年度より本活動を開始した。
  • 海上における監視活動については、秋田県中央部海域を中心に県漁協中央支所に在籍する底曳船3隻が出漁した際に監視活動を行っている。
  • 陸上の漁協施設内において、活動報告等の取りまとめを行っている。
  • 令和元年度から令和3年度までの3年間で海上活動に従事した活動員は延2,097名、陸上で報告等の取りまとめに従事した活動員は延216名であった。

● 活動の効果

  • 異変報告件数としては、国籍不明の漂流船の報告が令和元年度に1件あり、発見後すぐに漁協を通じて海上保安部に通報し対応した。
  • 今後も引き続き、海上環境の異変や不審船、漂着船などの監視活動を継続し、事故防止などに備えて本活動を継続し行っていく。

海上における監視活動