● 地域の現状・課題
・様似地区環境保全部会がある様似町は太平洋に面した町で、前浜を流れる暖流(津軽海流)と寒流(千島海流)の影響を受けた豊かな漁場があり、古くから水産業の町として栄えてきた。
・多彩な魚介類が漁獲されており、特にサケ・マスやミツイシコンブの全国屈指の産地となっている。
・しかし、近年は藻場に雑海藻が目立ち、コンブが着生・生育しづらくなっている。
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活動区域に繁茂する雑海藻
● 活動の内容
・岩盤清掃:機械式(バックホウ)と人力(鎌等)を併用して岩の表面に生えたゴモ(スガモなど)を刈り取り、コンブが着生しやすいようにする。
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人力によるゴモ刈り(スガモなど)
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機械式(バックホウ)による岩盤清掃
● 活動の効果
・モニタリング対象種のコンブは平成29年度に平均被度が21%まで減少したが、30年度は62%まで回復した。
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活動後の岩盤
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活動を行った後に繁茂するコンブ