● 地域の現状・課題
- 大洗町は、茨城県中部に位置し、鹿島灘(太平洋)に面している。
- 当海域には古くからハマグリが生息しており、漁獲対象として利用されてきた。
- しかし、東日本大震災の影響もあって漁獲量が落ち込んでおり、陸からのハマグリの密漁も問題となっている。
- ハマグリを始め、シラスなどの水産資源や海域環境の変化を継続的に把握する必要性が求められ、海域監視の取り組みを行うことにした。
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監視海域
● 活動の内容
- 海域監視の活動は5~3月頃に実施している。
- 1回の監視につき、船1隻、構成員3名で1~4時間かけて行っており、3つに等分した監視海域について、それぞれ中央に停船して4方向の海況の確認と写真撮影を実施している。
- 他にも、海生生物と海域環境の重要性について理解を深めてもらうことを目的に、近隣の小学校を対象に環境学習を行っており、乗船による監視海域の案内や当地区で行われているシラス漁の体験学習を実施している。
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監視活動
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小学生を対象とした環境学習
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乗船での体験学習の様子
● 活動の効果
- 平成28~30年度については、年間100日程度の海域監視を実施することができた。
- 海域の異変については確認されていないが、陸からのハマグリの密漁と思われる行為を発見・保安部へ連絡しており、本活動が密漁の監視にも効果を発揮した。
- 環境学習については、年間140~220名の小学生を対象に実施することができており、海生生物と海域環境の理解向上につながっている。
- 今後も海域環境異変等の発生に備え、監視活動を継続していく。
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海域監視の実施回数と人数
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小学生を対象とした環境学習の実施回数と人数