● 地域の現状・課題
- 津市北部に位置する田中川干潟は県内でも数少ない湖沼型干潟で、多くの渡り鳥の飛来地でありウミガメの産卵も確認されるほか、希少生物が数多く生息する生物多様性に富んだ干潟です。
- 昭和28年には「伊勢の海県立自然公園」に指定され、県鳥のシロチドリの生息地、自然生えのハマボウフウの群生地としても有名です。この貴重な干潟の生態系が浮遊ゴミや長年の不法投棄などにより脅かされています。
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活動を行っている田中川干潟
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堆積したゴミ
● 活動の内容
- NPO海の達人を中心に地元漁業者やボランティアの皆様の協力を得て、年2回、干潟のゴミの撤去作業を行っています。台風により流れ着く膨大な浮遊ゴミや不法投棄ゴミには、時として医療ゴミや危険な産業廃棄物なども見られます。
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ゴミの撤去作業
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活動によって集められたゴミ
● 活動の効果
- 大量のゴミを効率よく撤去することで、干潟は見違えるほどきれいになりつつあります。県内外の小中学校の生徒も校外授業として干潟の観察に訪れています。地元住民から干潟のゴミがなくなってきたことを喜ぶ声が聞こえてきます。
- しかし、不法投棄はなくならず、浮遊ゴミも後を絶ちません。干潟の自然環境を守るためにはこの活動を継続させていくことが一番大切ですが、それが一番難しい問題でもあると考えています。
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親子対象の干潟観察会
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小学生の干潟観察