瀬戸内海再生プロジェクトイン安下庄(山口県周防大島町)

● 活動項目

藻場の保全

● 組織の構成

漁業者、山口県漁協安下庄支店、地域住民(25名)

● 地域の現状・課題

  • 安下庄地区は、山口県東部の屋代島の南部に位置する地区で、安下庄湾に囲まれ、瀬戸内海の穏やかな気候に恵まれている。
  • 湾内では、ナマコ・サザエ・アワビなどの資源に恵まれている。
  • 近年では、湾内の藻が減少し、それに伴い上記の資源と小魚も減少した。小魚をエサとする大型の魚類も湾内および周辺海域から姿を消すなど、資源の枯渇が問題となっている。
  • 当地域では「みなとオアシス安下庄」「海の駅」があり、地元で採れた海産物・農産物等を販売する「海の市」を開催し、地域活性化を図っている。

みなとオアシス安下庄・海の駅

海の市

● 活動の内容

  • 藻場の保全・改善の為、栄養塩類(EM・鉄炭発酵キレートボカシ・醤油カス)を海へ散布する。

鉄炭発酵キレートボカシ

栄養塩類供給作業

● 活動の効果

  • 栄養塩類の供給により、藻場が改善され、サザエやイカナゴ、植物性プランクトンの増加がみられた。全体的に資源が回復している傾向にある。

藻場