● 地域の現状・課題
・西条市は、愛媛県東部に位置し、瀬戸内海の燧灘に面している。
・かつては西条市沖にも多くの藻場があったが、高度経済成長期の埋立等により、藻場の面積が減少している。
・西条市沖の生態系の保護及び再生を目的に、平成21年度に活動組織を設立し、藻場の保全活動を開始した。
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藻場についての座学
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保全活動を実施している構成員
● 活動の内容
・広島県尾道市(生口島)の漁業者の協力を得て、アマモの花枝を採取し、陸上水槽にて熟成させ、種子を確保している。
・約3か月間、段階的に冷却保存した種子を、培養土と共にガーゼに包み団子状にして、沿岸部に播種しアマモを育てている。
・魚を使った高校生料理コンテスト、地元小学校での出前授業、植林活動等も実施している。
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アマモの花枝採取
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アマモの種子と土を入れたガーゼ団子の作成
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ガーゼ団子の海中投入
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植林活動
● 活動の効果
・令和元年度までのモニタリングでは、20~30㎝程度のアマモが点在している状況であった。
・令和2年度のモニタリングでは、80~100㎝に成長したアマモが無数に生息しており、コウイカの卵も多数確認された。
・アマモが大量に群生するまでは、台風等の影響により増減を繰り返すことになるが、確実に増加傾向にあると感じている。
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30㎝程度まで成長したアマモ
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アマモに産み付けられたコウイカの卵
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アマモ場のモニタリング
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モニタリングで確認されたアマモ