荒尾干潟保全会(熊本県荒尾市)

● 活動項目

干潟等の保全

● 組織の構成

漁業者、荒尾漁協(166名)

● 地域の現状・課題

・荒尾市は、熊本県の北西部に位置し、有明海に面している。

・当地区の主幹漁業であるアサリ採貝漁業は、依然として海洋環境の影響を大きく受けており、近年も資源量の変動が続き、水揚げの不安定な状況が見られている。加えて、漁業者の高齢化や担い手不足も課題となっており、経営環境は厳しい状況にある。

・こうした現状を踏まえ、資源保護および増殖活動を継続的に実施し、水揚げ量の増加と安定化を図ることを目的として、平成25年度に荒尾干潟保全会を設立した。設立以降、干潟の保全活動、母貝の保護、覆砂や耕うん作業などの取組を継続し、資源回復と漁場環境の改善に努めている。

・今後も関係機関と連携しながら、持続可能な漁業経営の確立と地域水産業の振興を目指していく。

● 活動の内容

・本会では、アサリ資源の保護および増殖を目的として、漁場環境の改善と資源管理に継続的に取り組んでいる。

・具体的には、漁場の底質改善を図るための耕うん作業を実施するとともに、食害防止および資源保護対策として囲い網・被覆網の設置を行っている。また、漂着ごみや流木等の除去を目的とした漁場清掃活動を実施し、良好な生育環境の維持に努めている。

・さらに、資源状況を把握するため、定期的な生息調査を行い、資源量や生育状況の確認を通じて、効果検証および今後の対策検討に活用している。

・今後も継続的な取組を通じて、資源の回復と水揚げの安定化を目指す。

● 活動の効果

・資源保護および増殖に向けた継続的な取組により、漁場環境の改善や管理体制の強化が図られている。耕うんや囲い網の設置、定期的な生息調査の実施により、資源状況の把握と保全意識の向上につながっている。

・一方で、近年は海洋環境の変化等の影響により資源量が不安定な状況が続いており、水揚げの回復には至っていない。

・今後も関係機関と連携しながら、漁場環境の維持・改善を継続し、資源の回復と安定的な操業再開を目指して取り組んでいく。