● 地域の現状・課題
・荒尾市牛水地区及び玉名郡長洲町地区は熊本県の北部に位置し、西側には広大な干潟を持つ有明海が広がっている。
・当地区では、干潟を利用した海苔養殖業、採貝業等が営まれている。しかし重要な漁業資源であるアサリの減少により、採貝ができない期間が発生している。
・減少したアサリ資源の回復を目的とし、平成26年に活動組織を設置。干潟の保全活動を展開している。
● 活動の内容
・死殻の除去
漁場に二枚貝の死殻が大量に堆積するので、漁場環境の悪化を防ぐため、除去作業を行っている。
・保護区域の設定
被服網によるアサリの保護活動を実施、令和7年度現在、漁場に400枚程度の被服網を設置。定期的な清掃、メンテナンス作業を行っている。
・稚貝等の沈着促進
網袋を使って稚貝を保護。網袋が砂に埋まってしまわないよう定期的にメンテナンスをおこなっている。
死殻の除去作業
被服網の張替え作業
網袋の設置状況
● 活動の効果
・平成30年度には約64トン、令和元年度には約66トンの年間水揚げがあった。
・令和2年度以降、豪雨や台風等の被害によりアサリの資源量が減少、採貝できない状態が続いていたが、令和7年度に約5年ぶりに採貝をすることができた。
・現在、少しずつではあるが回復の兆しが見えてきているので、現在までの取組は継続しつつ、被覆網を用いたアサリの保護区域の拡大などを行っていきたい。
漁場にて漁獲サイズのアサリ生息を確認