尻屋海の監視ネットワーク活動組織(青森県東通村)

● 活動項目

海の監視ネットワーク強化

● 組織の構成

漁業者、尻屋漁協(37名)

● 地域の現状・課題

  • 尻屋地区は下北半島の北東端に位置しており、津軽海峡と太平洋に面している。
  • 漁業は釣り・採介藻・定置網が中心で、主な水産物としてマイカ・コンブ・サケ・タコ・フノリなどが水揚げされる地区である。
  • 近年、流木等により船が損傷するトラブルが増えており、対策が求められてきた。

活動海域の様子

● 活動の内容

  • 流木等によるトラブルを防ぐため、令和元年度より海の監視活動を開始した。
  • 海上監視活動として、出漁した際に海域に異常がないか監視を行っている。
  • あわせて漁協施設内において、活動報告等の取りまとめを実施している。
  • 令和3~5年度に海上監視活動に従事したのは延べ5,223人(隻)、陸上での報告等の取りまとめに従事したのは延べ525人であった。

海上監視活動の様子

令和3~5年度の監視活動状況

● 活動の効果

  • 活動は着実に実施されており、令和3~5年度では、近年の海洋環境の変化や豪雨による影響等で、魚類のへい死や赤潮の発生をはじめ、流木、海藻類やナイロン類の漂流などの異変が報告されている。
  • 今後も流木等の漂流物をはじめ、不審船、環境異変などの異常に早期に対応できるよう、海の監視活動を継続する。