三面川環境保全の会(新潟県村上市)

● 活動項目

内水面生態系の維持・保全・改善

● 組織の構成

漁業者、三面川漁協(1272名)

● 地域の現状・課題

  • 三面川は、新潟県村上市を流れる河川である。
  • 三面川は江戸時代、青砥武平治によって世界で初めてサケの回帰性が発見され、当時としては画期的なサケの天然産卵を保護する種川制度が取入られ効果を挙げている。「鮭のまち」として知られる村上市では文化、観光の上でも非常に重要な河川である。
  • 一方、上流にダムが建設されてから魚類等の変化や河川環境の劣化が進み、豊かな生態系が失われつつある。
  • そこで、河川環境の改善と保全に努め、豊かな三面川を少しでも元の姿に戻すことを目指す。

活動を実施している地域

活動を行っている構成員

● 活動の内容

  • 河川敷の敷草刈作業、清掃作業を行う。
  • 河川の底生動物のモニタリング調査を行う。」
  • 重機を使った河床整正(天地返し)を行い、生物が住みやすい起伏のある川底を造成する。
  • 地域の小学校の体験学習で「サケが戻る川」をテーマに河川環境の大切さを伝える。

河川敷草刈り

河川清掃

河床整正(天地返し)

● 活動の効果

  • 河川敷の草刈作業によってゴミが捨てにくくなり、不法投棄やゴミの量が減り、河川から海へ流出するゴミも減った。
  • モニタリングにより水生昆虫が多く生息する場所がわかり、放流計画の参考になった。

モニタリング調査

採捕した水生昆虫