浜益(石狩市)地区水域監視活動組織(北海道石狩市)

● 活動項目

国境・水域の監視

● 組織の構成

漁業者、石狩湾漁業協同組合浜益支所(24名)

● 地域の現状・課題

  • 浜益地区は石狩市北部に位置し、日本海に面している。産業の中心は一次産業で、良質な米の生産に加え、サケやニシン、ホタテなどの漁業が盛んである。
  • 近年は流木やトド等の海生哺乳類による漁網破損や漁獲物食害等の被害を受けており、漁船の衝突防止及び安全確保が課題となっている。また、不審船の情報もあり、令和元年には北朝鮮の木造船の漂着も確認されている。

活動開始前

● 活動の内容

  • 海洋生物の保全や安全操業確保を図る事を目的として平成26年度に組織を設立し、監視活動を展開している。
  • 現在は24名の構成員が主に6月から2月に協定水域330km²内の監視を行い、情報の共有と集約に努めている。

海上監視活動の様子

● 活動の効果

  • 監視活動を通じて情報の共有化が図られた事から、構成員の監視への意識、安全操業に対する意識付けが進んだ。
  • 通報は過去になかったが、活動時間外に不審船が漂着したことがある。

浜益地区に漂着した木造船