熊石地区水域監視活動組織(北海道八雲町)

● 活動項目

国境・水域の監視

● 組織の構成

漁業者、ひやま漁協熊石支所(22名)

● 地域の現状・課題

・八雲町は、北海道南部を形成する渡島半島の中央に位置し、渡島総合振興局管内に属するが、熊石地区の海は檜山振興局管内に属し、日本海側に位置しています。

・熊石地区は漁業が主力でしたが、近年の漁獲量は減少傾向にあります。

・近年、不審船の情報も多くなっており、過去には当地区に木造船の漂着が確認されています。

出港前の写真撮影

● 活動の内容

・八雲町熊石地区沿岸水域の保全を図ることを目的として、平成26年度に組織を設立して監視活動を行っています。

・監視活動は主に12月~2月の冬季間に行っており、高波を考慮して比較的大型の漁船を使用しての監視活動を行っています。

・水域監視海域:熊石地区沖合

・水域監視面積:42K㎡

活動中の風景

● 活動の効果

・通報件数は、過去3ヶ年ではありませんでしたが、活動期間外で不審船の漂着がありました。

・水域監視活動の取り組みにより、不審船や漂着木造船が確認された場合には、漁協を通じて海上保安署や警察署に通報がされるように連携の強化が図られました。

活動中に発見された木造船の残骸