● 地域の現状・課題
・当地区は、北海道の檜山管内北端部に位置し、西は日本海に面している。
・水域環境の変化から、過去に大きな水揚げがあった「エゾバカガイ」の資源量が急激に減少し、水質の悪化や生態系の異変なども懸念されることから、平成28年度に活動組織を設立し、干潟の保全活動を開始した。
保全活動実施のために出港
● 活動の内容
・干潟等の保全:各構成員が漁船を使用し、9㏊の水域(面積)を八尺と呼ばれる爪の着いた金属製の漁具で耕耘し、干潟内に酸素を供給する。
・1隻のみサンプリングのための漁網を装着し、資源の発生量を確認している。
構成員の漁船による耕耘作業
● 活動の効果
・令和2年度の効果としては、減耗率が前年対比25%減となっており、資源の減少に歯止めがかかっていないが、耕耘の成果により一定程度に収まっているとの見解もあり、今後も耕耘を続けていく。
採取されたエゾバカガイ