いぶり中央漁業協同組合三地区救難所(北海道登別市・白老町)

● 活動項目

海難救助訓練

● 組織の構成

漁業者、いぶり中央漁協(97名)

● 地域の現状・課題

・登別市・白老町は北海道南西部に位置し、太平洋に面している。

当海域では、秋サケ・スケトウダラを主要魚種とし、ホッキ貝・つぶ、たこなどの水揚げもある。

・海難防止は意識によるところが極めて大きいことから、登別市および白老町の漁業者および漁業関係者の意識の高揚を図り、その体制の整備と合わせて実践的な海難救助訓練を三地区合同で実施している。

● 活動の内容

・年に1回、室蘭海上保安部の指導を受けて、漁業者を中心に構成された、いぶり中央漁業協同組合3地区救難所で海難救助訓練を実施している。

 

・実施訓練内容

 ①ゴムボート操法

 ②救命索発射器操法

 ③心肺蘇生法

 ④船上火災を想定した総合訓練 

ゴムボート操法

救命索発射機操法

心肺蘇生法

総合訓練

● 活動の効果

・海難救助で使用する器具の使い方を定期的に確認することにより、事故発生時に迅速な救助活動を行うことが出来る。

・海難救助の際には、2次災害の恐れもあるので救助者自身の安全も考えて、救助活動を行うことが出来る。

・訓練を継続的に実施し、安全に操業することへの意識付け行うことにより、平成29年から令和元年度まで救難所が出動するような海難事故は発生していない。