ふるびら海づくり推進協議会(北海道古平町)

● 活動項目

藻場の保全

● 組織の構成

漁業者、東しゃこたん漁協(29名)

● 地域の現状・課題

  • 古平町は北海道西部、積丹半島の北東側に位置し、日本海に面している。
  • 実入りの悪いキタムラサキウニが増え始め、年々藻場の減少が目立ってきている。
  • ウニ類への対策が求められたため、平成30年度に活動組織を設立し、藻場の保全活動を開始した。

海藻のない岩盤に点在するキタムラサキウニ

● 活動の内容

  • ウニの密度管理

  漁業者による船上からのウニ採捕による密度管理を実施。

  また、潜水によるウニ採捕による密度管理を実施。

  • 海藻の種苗投入

    海藻が繁茂しやすい状況をつくるために、海中にコンブの種苗糸を付けたロープを設置。

船上採捕によるウニの密度管理

潜水採捕によるウニの密度管理

海中にロープを設置

● 活動の効果

  • 令和6年度のモニタリングの結果、6定点の平均被度は29.6%であった。
  • 保全活動の結果、藻場の状況は横ばいに推移していると考えられる。
  • 漁業者は、ウニの密度管理によって岸側から沖側へコンブが増えてきていると感じている。

藻場のモニタリング