● 地域の現状・課題
- 暮坪地区は、鶴岡市南西部に位置し、日本海に面している。
- 近年、アワビの漁獲量の減少に歯止めがかからない状況のため、令和2年度に活動組織を設立し、藻場の保全活動を開始した。
活動区域周辺の様子
● 活動の内容
- 母藻の設置:ロープの先端にアカモクの母藻を固定し、もう片方に錘としてコンクリートブロックをつけたものを海底に設置している。
- 海藻の種苗生産:海藻の着生基質プレートを海底に沈めて海藻の定着を促している。
母藻の設置
● 活動の効果
- モニタリングの結果、令和4年度、5年度ともに5定点の平均被度が81.25%の高い水準を維持している。
- 漁業者は、この活動によって海藻やアワビ資源の回復の手応えを感じており、活動の継続が期待されている。
藻場の様子