● 地域の現状・課題
〇日南海岸は日本で最初に海域公園が指定され、
豊かなサンゴ群集が見られるが、2012年頃
からオニヒトデが大発生して、サンゴの白化
現象が顕著にみられるようになった。
〇食害生物の駆除を継続することで、近年では
オニヒトデは減少傾向にはあるものの、依然
としてサンゴの食害が見られる。
〇水産資源及び観光資源としてのサンゴ群集の
価値や機能については、一般にはまだ十分に
知られておらず、普及啓発が必要である。
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オニヒトデ
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サンゴの白化
● 活動の内容
日南海岸サンゴ群集の保全と価値啓発を目的
として以下を行っている。
〇オニヒトデやヒメシロレイシガイダマシ等
サンゴ食害生物の駆除活動。
〇サンゴと水中生物のモニタリング調査。
〇駆除したオニヒトデ等の堆肥化処分試験。
〇地元の小中学生を対象に、サンゴの観察会
などの講座開催。
〇サンゴ群集と水中生物の写真展の開催。
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オニヒトデ駆除
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モニタリング
● 活動の効果
〇サンゴ食害生物の駆除を継続してきたことで
オニヒトデの駆除量は近年、減少傾向にある。
【オニヒトデ駆除量(年間)】
平成27(2015)年:418㎏
平成30(2018)年:321㎏
令和 3(2021)年:148㎏
〇サンゴの観察会や写真展等を開催することで、
その魅力や保全の大切さを広く一般に知って
頂ける機会を創出している。
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サンゴ観察会
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サンゴ写真展