屋形石地区藻場保全活動の会(佐賀県唐津市)

● 活動項目

藻場の保全(食害生物の除去(ウニ類)、モニタリング)

● 組織の構成

漁業者、屋形石漁協(12名)

● 地域の現状・課題

  • 屋形石地区は、佐賀県北西部に位置し、玄界灘に面している。
  • 当地区の沿岸では、ガンガゼ等のウニ類による磯焼けが増加傾向にあり、藻場の減少やアワビ等の磯根資源の減少が懸念されている。

● 活動の内容

  • 令和3年より組織を設立。当地区の海士を中心に、ウニ類の除去活動を行っている。
  • 磯焼けの進行抑制および藻場の回復のため、海士が素潜りによってガンガゼを海中で駆除している。

● 活動の効果

  • 当会では毎年11月頃にガンガゼ駆除を行っているが、個体数が前年と比べてあまり減少していないように見受けられる。産卵後の時期を狙って駆除を進めてはいるが、現状駆除数が追い付いていないと思われる。
  • 藻場に関しては、活動により効果が出ている箇所もあるが、新たに磯焼けが起きている地点もあるので、継続的な活動が必要である。