郷ノ浦地区藻場保全組織(長崎県壱岐市)

● 活動項目

藻場の保全

● 組織の構成

漁業者、郷ノ浦漁協(63名)

● 地域の現状・課題

・郷ノ浦地区は壱岐市南西部に位置し、玄界灘に面している。

・近年、主要魚種であるイカやマグロ類の漁獲量が年々減少し、磯根資源も低迷している。

・特に藻場と磯根資源の回復が喫緊の課題となっており、令和2年度より藻場の保全活動を実施することにした。

岩の隙間に隠れるウニ類

● 活動の内容

・藻場の保全活動として、ウニ類の除去を実施している。

・ウニ類の除去活動では、素潜りによりガンガゼなどを海中でつぶしており、年間18~19万個ほどを除去している。

潜水によるウニ類の除去作業

● 活動の効果

・活動を開始した令和2年度と令和3年度を比較すると、ヨレモクなどのホンダワラ類が飛躍的に回復している。

・構成員である地元の海士たちは元々連携が取れていたが、活動を始めることで以前にも増して環境保全への意識が向上している。

2つに割られたウニ類