猪名川上流愛護会(兵庫県猪名川町)

● 活動項目

内水面生態系の維持・保全・改善(河川清掃・教育学習・モニタリング)

● 組織の構成

漁業者、猪名川上流漁協、地域住民(42名)

● 地域の現状・課題

  • 猪名川は、猪名川町最高峰・大野山を源流として、大阪湾に注ぐ一級河川である。本会は、猪名川町内を縦断する本川を漁業範囲とする猪名川上流(漁協)組合員と、活動に賛同する個人で活動している。
  • 近年の異常気象による大きな出水や河川工事に伴う環境の変化、カワウ・サギによる食害によって、アユをはじめとする魚種の資源量が減少している。
  • 流域全体として川幅が狭く、安易に川に入れる場所も少なく、子どもたちが川に入る機会が少なくなり、河川環境や水生生物への関心も希薄化している。
  • 源流地域では、人通りも少なくなく、大型ゴミや缶・ペットボトルの不法投棄が多発している。

● 活動の内容

  • 猪名川の環境保全を目的に、生態系の維持・保全・改善を図るため、地区設定をして河川清掃活動を行っている。
  • 教育学習活動として、猪名川町北部の幼稚園児・小学生や保護者を対象に、川の環境や歴史・生き物についての勉強や漁具の説明、投網の実演や清掃活動を行っている。

さかなとのふれあい体験(教育学習活動)

● 活動の効果

  • 河川清掃では平成30年7月・9月の豪雨に伴い、大量のゴミが下流域に流されたため、河川清掃時のゴミ回収は4袋にとどまった。
  • 教育・学習では参加が低年齢の園児や小学生であるため、勉強会での理解度は50%ほどである。(アンケート結果より)
  • 過去にはアユやウナギが多く生息していたが、近年減少している。子どもたちは普段見慣れないアユに関心を持ち、ふれあい体験ではアユを追いかけ、大変喜んでいた。塩焼き体験では自分たちで串を刺し、美味しそうに食べていた。
  • このような体験を通じ、この先も川に関心を持ち続けてくれることを期待し、今後も活動を続けていきたい。

河川清掃活動の様子