● 地域の現状・課題
・酒津地区は、鳥取県東部の鳥取市気高町に位置し、日本海に面している。
・当地区では、素潜りによる採貝漁業、刺網漁業、ヒラメ、キジハタ等の一本釣り、イカ釣り漁業等を行っている。
・磯焼けが起きている所は比較的少ないが、魚類やアワビなどの貝類が依存する藻場を保全するため、活動を開始した。
活動が行われている海域
● 活動の内容
・浮遊・堆積物の除去:底質の移動が激しい海域であるため、海中の漂流・堆積物が流されて海藻が傷つかないように素潜りでゴミ等を回収している。
素潜りによる浮遊・堆積物の除去①
素潜りによる浮遊・堆積物の除去②
● 活動の効果
・平成30年度における5定点の海藻平均被度は44%であった。これまでほぼ横ばいに保たれており、浮遊・堆積物の除去を継続して行った成果が現れている。
・期間限定ではあるが、ウニを漁獲していることも藻場の保全に役立っていると考えられる。
回収されたゴミ
繁茂する海藻