福山の海をきれいにする会(広島県福山市)

● 活動項目

漂流・漂着物、堆積物処理

● 組織の構成

漁業者、横島漁協、走島漁協、田島漁協、千年漁協、鞆の浦漁協、地域住民(418名)

● 地域の現状・課題

・2018年(平成30年)7月に豪雨災害が発生し、福山市地先海域において大量の漂流ごみ及び海底ごみが発生し、漁業操業の妨げになっていた。

・これを受け、海底に堆積したごみの除去を行うこととし、2018年(平成30年)9月に本事業の実施主体にあたる活動組織「福山の海をきれいにする会」を設立し、モニタリング及び海底清掃を行った。

豪雨によって発生したごみが漂う漁港

漁港の一角に堆積する漂流ごみ

漁港の奥まで押し寄せる漂流ごみ

● 活動の内容

・海底清掃:活動海域ごとに一定範囲を底びき網で漕ぎ、海底ごみの除去を行う。

(活動海域数:3 定点数:10)

漂流ごみの回収

回収されたごみの陸揚げ作業

● 活動の効果

・初年度、7月の豪雨災害により発生したごみを56㎥回収できた。その後、ごみの量は減少傾向にあるが、近年は、毎年夏場に大雨の被害があるため、漁業者の頭を悩ませている。

船上に回収された漂流ごみ

1回の活動で集められた漂流ごみ