藤曲浦地区活性化グループ(山口県宇部市)

● 活動項目

干潟等の保全

● 組織の構成

漁業者、山口県漁協藤曲浦支店(47名)(サポーター:山口県)

● 地域の現状・課題

  • 藤曲浦地区は、山口県南西部の宇部港奥部・厚東川河口に位置しており、周防灘(瀬戸内海)に面している。
  • 山口県のアサリ漁獲量は、1966年にはピークの7,720トンであったが、餌料環境の変化や乱獲、ナルトビエイの食害などにより1985年以降、急激に減少し、2004年にはわずか3トンになった。
  • 当該地区においいても、アサリなど二枚貝の資源回復が求められており、干潟の保全活動を実施することにした。

藤曲浦地区の活動場所

● 活動の内容

  • 干潟の保全活動として、稚貝定着促進のための耕うんや、被覆網の設置、アサリ稚貝の放流などを行っている。
  • 被覆網は目合9~12mmの網を使用しており、定期的にカキなどの付着物除去や補修などのメンテナンスを実施している。
  • あわせて、被覆網の埋没防止を兼ねた稚貝採苗カゴの設置も行っている。
  • 稚貝の放流は、山口県栽培漁業公社より提供されたアサリ稚貝(殻長2cm)を、密度管理しながら被覆網下に放流している。

被覆網のメンテナンス

ケレンによるカキの除去

被覆網の埋没防止も兼ねた稚貝採苗カゴの設置

アサリの放流

● 活動の効果

  • 宇部港奥部・厚東川河口部に位置していることから、カキ等の付着物や被覆網の埋没といった問題が生じているが、様々な対策をとりながら活動を継続している。
  • 付着物対策として、小型転圧機や塩ビパイプと木槌で除去する方法や、埋没対策としてブイを設置する方法などを実施している。
  • これらの活動を行ったことにより、アサリの生物量は200~300個体/㎡を維持できており、これからも様々な対策を講じながら活動を継続する。

小型転圧機による付着物除去

塩ビパイプと木槌による付着物除去

埋没対策としてのブイの取り付け