吉佐支店水域監視グループ(山口県防府市)

● 活動項目

国境・水域の監視

● 組織の構成

漁業者、山口県漁協吉佐支店(43名)

● 地域の現状・課題

  • 当地域は、山口県防府市の周防灘に面しており、野島、佐波島などの島嶼部を含む岩礁域が多い優良漁場であり、地元漁業者にとって貴重な漁場である。
  • 主要漁業として、底びき網、さし網、かご等の漁業が営まれている。
  • 台風や暴風等により発生する流木が操業の妨げとなっている。

● 活動の内容

  • 周辺海域の海洋生物保全、生態系保全の推進を図るため、平成25年に「吉佐支店水域監視グループ」を設立。
  • 水域監視や水質調査により、環境異変(流木、赤潮につながる有害プランクトンの発生など)の調査を実施。

水質調査

● 活動の効果

  • 本活動範囲では環境異変として流木や赤潮の発生が確認されている。
  • 本活動により、構成員間で環境異変の情報共有が図られる等、海域環境の保全に対する意識の向上や、周辺水域の有効利用につながっている。
  • 周辺海域で不審船の目撃情報があったが、本活動の間接的な効果として、目撃情報が減少している。

発見された流木