● 地域の現状・課題
- 当地域は、山口県防府市の周防灘に面しており、広範な干潟を有しており、地元漁業者にとって貴重な漁場である。
- 主要漁業として、アサリ漁、底びき網、さし網、かご等の漁業が営まれている。
- 干潟でのアサリ漁は、当地域の主要産業であったが、近年、アサリの資源減少が顕著であり、資源回復が課題となっている。

● 活動の内容
- 干潟耕耘を実施した後、アサリを被覆網で保護・管理することでアサリの資源増大を図る。
- 食害生物の駆除・モニタリング調査の実施。

駆除された食害生物(ツメタガイの卵)

駆除された食害生物(ツメタガイ)

活動の様子
● 活動の効果
モニタリング調査の結果、活動区域内のアサリの平均密度推量は、平成28年の157個/㎡から令和元年には183個/㎡まで増加している。
今後も活動を継続して、アサリの増殖場所を増大させ、漁場環境のさらなる回復を目指す。
