椿泊海を見張り隊(徳島県阿南市)

● 活動項目

海の監視ネットワーク強化

● 組織の構成

漁業者、椿泊漁協(25名)

● 地域の現状・課題

・阿南市は徳島県南東部に位置している。

・当海域は紀伊水道の内水と太平洋の外水との合流地点であり、多くの天然礁があり、豊かな資源に恵まれている。

・近年は主要漁業として、延縄や小型底曳網漁業等が盛んに営まれている。

・水産資源や海域環境の継続的な把握、不審船監視やシケの際の漂流物等への対応が求められていたため、海域監視活動の取組みを行うこととした。

活動周辺海域の様子

● 活動の内容

・平成30年度に『椿泊海を見張り隊』を設立。

・太平洋海域への出漁時において、漂流物や環境異変の確認・記録・報告及び密漁等不審船の監視活動等を実施している。

活動により発見した漂流物等

● 活動の効果

・本活動範囲において、不審船の発見はなく、報告内容は環境異変や漂流物によるものである。

・監視活動を通じて、構成員の水産資源や海域環境に対する関心は高まってきており、適正な漁場環境の保全についての意識も向上している。

・活動の継続的な実施を通じて、監視ネットワークの強化に努める。

監視活動中の様子