● 地域の現状・課題
・禎瑞地区は、西条市の中央海岸部、瀬戸内海の燧灘に面し、東は加茂川、西は中山川に挟まれた、海抜0ｍ地帯である。
・本市の干潟は日本で5番目に入る大きさであり、昭和30年頃には、アサリやトリ貝等の二枚貝の生息地であったが、近年は環境の変化による栄養塩等の不足もあり、二枚貝の生息数も少なくなっている。
・かつてのように、二枚貝の生育地として、干潟を復活させるべく当会を設立し、干潟の保全、海岸清掃に取り組んでいる。
・目標は、天然の二枚貝が生育する環境を整えたい。
清掃活動に参加した方々
● 活動の内容
・活動は、海岸清掃、干潟の保全、教育活動を実施している。
・海岸清掃では、地域住民の協力を得ながら、海岸清掃活動を行っている。
・干潟の保全では、アサリ等の二枚貝の生育地として復活させるため、干潟の耕うんやモニタリングを中心に活動している。
・教育活動では、干潟や魚の観察会、投網体験や海苔を使用した料理実習などの教育活動を子どもたちに対して行っている。
海岸の清掃活動
干潟の自然観察会
魚の捌き方体験
ゴミについての環境教育活動
● 活動の効果
・アサリの個体数は、毎年増減があるものの、確認はできているので、ひきつづき干潟の復活を目標に、活動を続けていきたい。
・今は籠を使った養殖のアサリだが、天然のアサリが生育できるような干潟にしていきたい。
・様々な教育活動を通じて、子どもたちから、「干潟の大切さを知った。」「干潟を守るために、自分たちができることを考えていきたい。」というような意見をもらえた。今後も、干潟や自然の大切さを伝える活動を続けていきたい。
籠内で成長したアサリ