大谷・双子大敷海面環境保全推進協議会(高知県須崎市)

● 活動項目

漂流・漂着物、堆積物処理

● 組織の構成

漁業者、大谷漁協、双子大敷組合(87名)

● 地域の現状・課題

・須崎市は高知県の中部に位置しており、当該組織の活動海域はリアス式海岸で入り組んだ地形の野見・大谷地先である。

・野見・大谷地先では定置網漁業が盛んであり、大型定置網が2経営体操業している。

・現在、漂流・漂着物が海底や海岸、漁場などに堆積・埋没しており、船の航行や操業の妨げとなっている。

港内の漂流・漂着物

海岸の漂流・漂着物

● 活動の内容

・安全な航行・操業や水産資源の維持・回復を図ること目的として、定置網漁場を中心に浮遊・漂流するビニールや流木等の除去を実施している。

・モニタリングは定置網の水揚調査を実施している。

漂流・漂着物の撤去

漂流・漂着物の撤去

回収した漂流・漂着物

● 活動の効果

  • 令和5年度は延べ90人、25隻によって発泡スチロールを中心に150m3の浮遊・漂流物を除去し、船の航行や操業時の安全確保が図られた。
  • また、モニタリングではブリ類95尾が確認された。
  • 安全な航行・操業や水産資源の維持・回復を図るため、今後も継続的に活動を行っていきたい。