● 地域の現状・課題
・須崎市は高知県の中部に位置しており、当該組織の活動海域はリアス式海岸で入り組んだ地形の野見・大谷地先である。
・野見・大谷地先では定置網漁業が盛んであり、大型定置網が2経営体操業している。
・現在、漂流・漂着物が海底や海岸、漁場などに堆積・埋没しており、船の航行や操業の妨げとなっている。

港内の漂流・漂着物

海岸の漂流・漂着物
● 活動の内容
・安全な航行・操業や水産資源の維持・回復を図ること目的として、定置網漁場を中心に浮遊・漂流するビニールや流木等の除去を実施している。
・モニタリングは定置網の水揚調査を実施している。

漂流・漂着物の撤去

漂流・漂着物の撤去

回収した漂流・漂着物
● 活動の効果
- 令和5年度は延べ90人、25隻によって発泡スチロールを中心に150m3の浮遊・漂流物を除去し、船の航行や操業時の安全確保が図られた。
- また、モニタリングではブリ類95尾が確認された。
- 安全な航行・操業や水産資源の維持・回復を図るため、今後も継続的に活動を行っていきたい。