関門環境保全部会(福岡県北九州市)

● 活動項目

藻場の保全 他

● 組織の構成

漁業者、北九州市漁協平松支所、長浜支所(65名)

● 地域の現状・課題

  • 平松・長浜地区は福岡県北部に位置しており、関門海峡に面している。
  • 平成25年に高水温により、アラメ類が消失し、またウニ類の増加により、その回復が遅れている。
  • 海底環境の改善を図るために海底耕うんを実施している。

 

ウニが優占する海底

磯焼けした海底

● 活動の内容

  • 母藻の設置:成熟したアカモク、ツルアラメをスポアバックにより設置している。
  • ウニ除去:ムラサキウニ、ガンガゼの増加している箇所を重点的に除去している。
  • 海底耕うん:地層の嫌気状態の解消を目的に実施している。

 

ウニ除去の様子

海底耕うんの様子

● 活動の効果

  • 令和2年度のモニタリング結果では、前年と比較し、藻場面積は66.7%増加したが、ウニ類はいまだ多く認められる。
  • 耕うん箇所では、カワハギやカレイ類の漁獲増、耕うん時のひっかかり減少等、改善が見られた。

回復が見られる藻場

ガンガゼ類