● 地域の現状・課題
・高串地区は、佐賀県の北西部に位置し、山と海に囲まれた自然豊かな所で伊万里湾に面している。
・近年の集中豪雨で山林から倒木や木の葉などが流れてきたり、漁網、ロープ等の漂流ゴミが船舶の航行に支障を来すことがある。
・漁業者、地域住民と協力し、海の環境保全に取り組んでいる。


川から流れてきた流木や木の葉
● 活動の内容
・活動時期は7月~8月にかけて行っており、漁船を使い船上からタモ網を使用してゴミ等を回収している。大きな流木を引き上げる時は大変な作業である。
・湾になっているため、ゴミやヘドロが溜まりやすく、海の浄化を目的とするアサリの種苗を放流している。

タモ網でゴミを回収

集められt漂流ゴミ
● 活動の効果
・海面の漂流ゴミが完全になくなるわけではないが、かなり少なくなってきていると感じる。また、航行中の漁船と漂流物の衝突事故も減った。
・アサリの種苗漂流により、水質、土壌が改善され、アサリの個体数が増えてきている。アサリを餌とする鳥やカニ等もみられるようになり、干潟の環境が戻りつつあると感じる。

