● 地域の現状・課題
大浦浜地区は、佐賀県の北西部に位置し、伊万里湾に面している湾内には大小48の島々「いろは島」があり、波静かなところである。赤潮が発生しやすく、大雨時には、湾内にそそぐ川から土砂が流れ込み、流木やビニール、プラスチックなど湾内の環境に影響を与えている。
いろは島展望台から望む湾内
湾内にはいくつもの島々が点在する
● 活動の内容
水質浄化を図るため、アサリやナマコの放流を行っている。また、内水面の生態系の維持、保全、改善を目指し、河川の清掃と海洋汚染の原因となる漂流、漂着物、堆積物の処理を行っているいる。
海面清掃で集まったゴミ
ナマコの放流
● 活動の効果
・河川清掃を行うことで、プラスチックや不法投棄されたゴミが海へ流出するのを防止しており、海面からも清掃を行うことにより海の環境保全を維持できている。
・河川清掃や海面清掃、種苗放流を行うことで、伊万里湾の環境保全を守っている。平成25年からアサリとナマコの種苗放流が開始され、減り続けていたアサリとナマコの個体数が増加してきた。今後も海につながる川の保全と伊万里湾の環境保全に努めていきたい。
雨が降った日は、湾内に流木やたくさんのゴミが流れ込む
ポイ捨てされたペットボトルや空き缶