佐須地区藻場保全組織(長崎県対馬市)

● 活動項目

藻場の保全 国境・水域の監視

● 組織の構成

漁業者、厳原町漁協佐須支所(87名)

● 地域の現状・課題

・佐須地区は対馬島下島の西部に位置している。

・20年ほど前から磯焼けが始まり、今では砂漠化が進行し海藻はほぼゼロに等しい状態である(R2被度13%)。

・対応策として食害生物の駆除が求められ、平成29年に活動組織を設立し藻場の保全活動を開始した。

活動前の集合写真

● 活動の内容

・食害生物(ウニ・イスズミ等)の駆除を潜水漁業者と雑漁刺網漁業者で行っている。

・クロメの種糸を海中に設置している。

・国境水域の監視も行っている。

刺網の修繕作業

● 活動の効果

・ウニ類に関しては年々個体数が減ってきているが、イスズミ等の食害魚に関しては刺し網漁業者の減少もあり十分な成果をあげられていない。人手不足が大きな課題である。

除去された魚類

藻場のモニタリング