上桂川をつなぐ会(京都市)

● 活動項目

内水面生態系の維持・保全・改善

● 組織の構成

漁業者、上桂川漁協、地域住民、学識者(17名)

● 地域の現状・課題

・上桂川は、丹波山地東端を水源として、木津川や宇治川と合流して淀川へ注ぐ桂川の最上流部に位置しており、京都市右京区京北地区を中心に流れている。清流として知られているが、近年BBQのゴミの放置や、工事による土砂流入等により、河川環境が悪化している。

 

● 活動の内容

・12箇所の定点において、河川清掃を行いながら、アマゴや水生生物の生息数調査、アユの目視・産卵調査を実施。

・川に親しむ機会が少なくなっている子供たちを対象に、川の中で網を用いて魚や水生生物を探す自然体験教室の開催、学校授業を行っている。

アマゴ採捕調査

自然体験教室

● 活動の効果

・河川清掃と調査により、アユやアマゴなどの生息状況を把握し、希少種の確認を通じて清流の価値を再認識。

・体験学習では、実際に川に入り生物を探す体験を通じて、世代を問わず自然との関わりや生態系保全の意義を理解する機会となっている。