● 地域の現状・課題
・宇川は、京都府北部丹後半島を流れる二級河川で、北は日本海に面し、流域面積約62㎢、長さ約18㎞となっています。
・流域では、上宇川漁業協同組合と野間漁業協同組合が、宇川の上流域と下流域で遊漁を運営しています。
・組合員の減少が顕著で、漁業活動の継続が難しくなってきています。
・当組織は、持続可能な活動を目的に令和6年5月に設立し、様々な活動を行っています。
● 活動の内容
・河川環境保全のための河川清掃や、アユの育成や河川利用者に影響のある支障木の伐採を行っています。
・アユの生息数調査を複数箇所で実施しています。
・土砂の堆積によって石が埋もれており、アユの成育や産卵等の支障となっている場所で、河床耕耘を行っています。
・アユが遡上する際に支障となっている場所にヤナを設置し、捕獲したアユを上流域へ再放流しています。
・小学生を対象としたアユのつかみ取り体験を開催しています。

河川清掃

モニタリング調査

河床耕耘

ヤナ設置
● 活動の効果
・河川清掃や支障木伐採により河川利用者の安全性が向上しているとともに、アユの育成にも繋がっていくと考えています。
・河床耕耘により河床に堆積した細かい土砂を取り除き、石や砂利を露出させたことで、アユの産卵・成育環境が改善してきていると考えています。
・子どもたちが実際に川に入りアユを手で捕まえる体験を通じて、自然や水辺の生き物に興味を持ち、環境保全の大切さを実感する機会となっていると考えています。

支障木伐採前

支障木伐採後

河川環境保全の取組の説明

アユつかみ取り体験