横島資源回復グループ(熊本県玉名市)

● 活動項目

干潟等の保全

● 組織の構成

漁業者、横島漁協(117名)

● 地域の現状・課題

・横島地域は、熊本県の北西部に位置する玉名市の南側の有明海沿岸に位置している。有明海は、日本の中でも干満の差が大きく湾奥部を中心に干潟が発達し、海苔養殖漁業と採貝漁業が主幹漁業である。

・採貝漁業については、平成24年7月の九州北部豪雨による堆積土砂や競合生物の増大により漁場環境が悪化し、資源が激減したことから、平成25年度に横島資源回復グループを設立した。

・設立後は漁業者等が主体となり、積極的に資源管理や漁場整備が行われ、少しずつ資源回復の兆しは見えてきているものの、未だ採貝には至っていない。

● 活動の内容

・当グループでは、アサリ資源の回復と資源保護を目的としており、漁場の状況に応じた対策を行っている。

・現状を把握するためにモニタリングを実施しており、食害生物であるツメタガイの卵塊が確認された場合、すみやかに除去している。

また、稚貝が確認された場所では、被覆網を覆いかぶせ、稚貝の流失やナルトビエイ等からの食害対策を実施し、守り育てている。

・カイケタを船舶で曳く海底耕耘を実施しており、漁場環境を維持している。

● 活動の効果

・漁場での継続的な取組により、アサリ稚貝が確認されるようになり、構成員の保全意欲の向上につながっているものの、成貝までは育たずに減耗してしまい、採貝には至っていない。

・しかしながら、活動は確実に前進しているため、今後においても関係機関と連携しながらアサリ資源の回復と資源保護の活動に取り組んでいく。