安岐地区藻場干潟保全活動組織(大分県国東市)

● 活動項目

藻場の保全 他

● 組織の構成

漁業者、大分県漁協安岐支店(72名)

● 地域の現状・課題

  • 安岐地区は、国東半島の南東部に位置している。
  • かつて、活動地区の沿岸にはアラメやホンダワラ類が繁茂する藻場が広がっていたが、平成25年頃より藻場の減少が見られ、磯焼けが頻繁に確認されるようになった。
  • また、活動地区には干潟も広がっており、これまで藻場と干潟が混在する豊かな生態系が形成されてきた。しかし、長期的な環境の変化によって、干潟上には浮泥の堆積が見られるようになった。
  • これらの環境悪化に伴い、アワビやサザエ、アサリといった漁獲対象資源も減少傾向にあり、藻場・干潟の環境保全が求められている。

磯焼け状態の海底

● 活動の内容

  • 「藻場の再生・維持」および「干潟環境の回復」を目的に、以下の活動を実施している。
  • 藻場の保全活動
    ウニ類の除去のほか、岩盤清掃、母藻の設置、海岸清掃を実施している。
  • 干潟の保全活動
    干潟の耕うんとアサリ母貝(他海域産)の放流を実施している。

ウニ類の除去と岩盤清掃

設置する母藻と海岸清掃

耕うん作業とアサリ母貝の放流

● 活動の効果

  • 藻場の保全活動を実施したことにより、海藻類の被度は増加傾向を示している。
  • また、ウニ類の1回当たりの除去量も減少して、低水準で推移している。ウニ類が減少し、下げ止まりの状況にあることが窺えるが、今後も活動を継続し、この状況を維持する必要がある。
  • 干潟については、耕うんによって環境が改善されつつあるものの、アサリ資源量の増加にはいまだ繋がっておらず、活動を継続するとともに原因を究明する必要がある。

海藻類平均被度とウニ駆除重量の推移

藻場のモニタリング状況