● 地域の現状・課題
- かつては沿岸にホンダワラ類やクロメが密生していたが、現在はウニ類が多く、活動範囲のほとんどが磯焼け状態となっている。
ウニ類や植食性魚類による食害への対策が喫緊の課題である。また、高齢化による人手不足も課題のひとつである。

ウニにより磯焼け状態の海底

イスズミの食害で茎のみになったクロメ

ムラサキウニの密度が高く、岩上にも確認できる
● 活動の内容
- 延岡市北部に位置する安井地区、浦城地区、須美江地区、熊野江地区にて活動を行っている。
- 食害生物の除去
ウニ類(ムラサキウニ、ガンガゼ等)を対象に、20名程度で素潜りや船上からの除去を行っている。
- モニタリング
7月と3月にコドラード法によるモニタリングを行っている。

船上からウニを潰す様子

モニタリングの様子
● 活動の効果
- 安井地区ではウニ類の減少を確認。
- 安井地区などの一部では、ホンダワラ類やクロメが確認できるようになった。

クロメの幼体
