● 地域の現状・課題
- 尻屋地区は下北半島の北東端に位置しており、津軽海峡と太平洋に面している。
- 漁業は釣り・採介藻・定置網が中心で、主な水産物としてマイカ・コンブ・サケ・タコ・フノリなどが水揚げされる地区である。
- 近年、流木等により船が損傷するトラブルが増えており、対策が求められてきた。
活動海域の様子
● 活動の内容
- 流木等によるトラブルを防ぐため、令和元年度より海の監視活動を開始した。
- 海上監視活動として、出漁した際に海域に異常がないか監視を行っている。
- あわせて漁協施設内において、活動報告等の取りまとめを実施している。
- 令和3~5年度に海上監視活動に従事したのは延べ5,223人(隻)、陸上での報告等の取りまとめに従事したのは延べ525人であった。
海上監視活動の様子
令和3~5年度の監視活動状況
● 活動の効果
- 活動は着実に実施されており、令和3~5年度では、近年の海洋環境の変化や豪雨による影響等で、魚類のへい死や赤潮の発生をはじめ、流木、海藻類やナイロン類の漂流などの異変が報告されている。
- 今後も流木等の漂流物をはじめ、不審船、環境異変などの異常に早期に対応できるよう、海の監視活動を継続する。