大船越いそやけ対策活動組織(長崎県対馬市)

● 活動項目

藻場の保全 海の監視ネットワーク強化 海難救助訓練

● 組織の構成

漁業者、漁業者以外(62名)

● 地域の現状・課題

対馬市は九州北方の玄界灘にある長崎県に属する島で、島全体が1島1市体制である。平成20年頃から、磯焼けにより藻場の減少が目立ってきた。藻場への対策が求められたため令和元年度に活動組織を設立し藻場の保全活動を開始した。

活動を行っている区域の遠景

● 活動の内容

母藻の設置:ロープ(30m)にヒジキの苗をひもで巻き付け、湾内のイケスに浮かべた状態で半年~1年中間育成を行う。その後外海の岩場に固着する。

ヒジキ種苗を取り付けたロープの設置

● 活動の効果

令和4年12月に岩盤清掃した結果、同10月の岩盤清掃時より、イワノリが5mmほどの長さに成長している状況を確認した。

岩盤に生育するイワノリ