三浦湾地区藻場保全組織(長崎県対馬市)

● 活動項目

藻場の保全 海の監視ネットワーク強化

● 組織の構成

漁業者、美津島町漁協(17名)

● 地域の現状・課題

・三浦湾地区は対馬市南東部に位置している。

・平成30年頃よりイスズミ等の有害魚による食害により藻場の減少が目立ってきた。

・イスズミ対策のため、令和元年に活動組織を設立し、藻場の保全活動を開始した。

除去されたイスズミの内容物調査

胃の中から出てきた海藻

● 活動の内容

・イスズミが目撃されている海域にたて網を設置し、除去を行っている。

・海上にイカダを設置し、ロープにヒジキ、カジメ等の種苗をつけ、投入している。

・海域における異常の早期発見を目的に海の監視ネットワーク強化に取り組んでいる。

たて網の回収作業

たて網によって除去されたイスズミ

● 活動の効果

・令和2年度のモニタリングの結果、定点被度が数カ所で70%を超え、藻場が回復しつつある(R1被度35%、R2被度62%)。

回復してきた藻場の様子