● 地域の現状・課題
・吉田町は宇和島市北部に広がる地域であり、静穏な海域を利用した魚類・真珠養殖や、傾斜地でのみかん栽培が盛んに行われている。
・当地域では平成30年の西日本豪雨以降、海洋ゴミや磯焼けによる藻場の消失などの環境問題に対する意識が高まっており、平成31年度から当該組織を設立して藻場の保全、漂流・漂着ゴミの処理を行うことにした。
清掃活動の参加者
● 活動の内容
・活動は、藻場の保全、海岸・海面清掃を実施している。
・藻場の保全では、磯焼けしている区域にヒジキの母藻を投入するとともに、水温等の計測を定期的に実施している。
・海岸・海面清掃では、漂着ゴミだけではなく、漂流している流木等の漁業活動の妨げになるゴミの回収・処理も行っている。
母藻の投入
● 活動の効果
・ヒジキの増加はまだ確認されていないが、母藻の投入は数年間継続する計画である。
・平成31年度のゴミ処理量は230kgであった。今後はより多くのゴミを回収したいと考えている。
清掃活動で回収したゴミ