河川・湖沼は、飲料水や農業用水の水源として、また、生息する魚介類は重要な水産資源として利用されてきたほか、国民に遊漁の場を提供しています。
一方で、発電や農業用水のための取水や、洪水対策や砂防など治水を目的としたダムの建設や護岸等の改修工事により、流量の減少、河川の連続性の喪失や直線化など、河川や湖沼に生息する生物にとっては棲みにくい環境に変化しています。
水産多面的機能発揮対策事業では、河川・湖沼環境の再生や保全に取り組む漁師や市民の皆さんのグループを支援しています。
河川・湖沼の保全活動の紹介
外来植物の駆除
オオカナダモなどの外来植物の駆除活動
写真:愛知県豊田市
異常繁茂した水草の除去
異常繁茂した水草を除去し、湖沼環境の悪化を防ぐ取組
写真:滋賀県草津市
河川清掃
河川や湖沼における清掃活動
写真:島根県益田市
河川清掃
河川や湖沼における清掃活動
写真:兵庫県加古川市他
石倉の設置
ウナギやその他の生物の生息場を確保する取組
写真:鹿児島県姶良市
河床耕耘
河床の礫を起こし、アユなどの魚類の産卵場を確保する取組
写真:山形県寒河江市・朝日町
「教育・学習」活動
地元小学生との生物観察会(写真は水生昆虫採集)
写真:滋賀県東近江市