サンゴ礁は、サンゴを主体とした生物によって形成された地形で、そこには、サンゴ群落の他、海藻や海草が繁茂する藻場、干出と冠水を繰り返す干潟もあり、様々な生き物を育む場となっています。
しかしながら近年、礁内のサンゴは、白化現象や「サンゴ」を食害するオニヒトデの異常発生、陸域からの赤土流入などにより大きなダメージを受けています。
水産多面的機能発揮対策事業では、このようなサンゴ礁の再生や保全に取り組む漁師や市民の皆さんのグループを支援しています。
サンゴ礁の保全活動の紹介
サンゴの種苗生産
移植用のサンゴ種苗を生産し、サンゴ礁の維持・回復を図る取組
写真:沖縄県阿嘉島
サンゴの移植
サンゴ種苗を移植し、サンゴ礁の維持・回復を図る取組
写真:沖縄県恩納村
食害生物の除去
オニヒトデ等のサンゴを食害する生物を除去し、サンゴ礁を保全する取組
写真:沖縄県石垣市
保護区域の設置
サンゴ礁の利用制限等により、サンゴの生育とサンゴ礁の生態系を保全する取組
写真:沖縄県伊江島
浮遊・堆積物の除去
サンゴ礁域に漂流・漂着するゴミを除去し、サンゴ礁を保全する取組
写真:沖縄県伊江島
「教育・学習」活動
サンゴの移植体験を通じた地元中学生との環境学習
写真:沖縄県伊江村