長崎県長崎市の「外海地区活動組織」では、磯焼けから藻場を再生させるために、毎年、長崎大学全学スキューバーダイビングサークルとウニの除去活動を行っています。ボランティアで参加する長崎大学の学生は、ヤスでは届かない水深5~10mの水深帯に生息するガンガゼやムラサキウニを、ハンマーやウニバスターを用いて水中で潰しています。
11月6日の活動では、5名の学生が潜り、岩の隙間に潜むムラサキウニを中心に約2時間の潜水で938個を除去していました。学生が参加を始めて4年目、今回で10回目を数えます。
活動に参加した韓国の留学生は「ウニが多い場所と少ない場所の海中景観の違いがわかりました。また、ウニを全部潰すものと思いましたが、数を減らしてバランスを整えることを知り、本当に勉強になりました。」と感想を述べています。この秋には、日ごろのお礼として学生から直売所に飾る看板がプレゼントされ、活動を超えて友好関係にあります。
下記の「ダウンロード」の部分をクリックすると、学生がウニ除去を行っている動画をご覧いただくことができます。こちらは360度カメラで撮影されておりますので、マウスでドラッグすることで全方向の画像が見られます。
(担当サポート専門家:安藤 亘 氏、南里 海児 氏、渡辺 耕平 氏)

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